相続

預貯金の解約手続き(司法書士等の士業向けの記事)

はじめに

 相続手続きで預貯金を解約する士業の方向けに、必要書類や銀行ごとの手続きのポイントを紹介します。以下は岡山県の金融機関における必要書類や銀行ごとの手続きのポイントです。
※随時更新していきます。実際の様式も随時アップしていきます。

※クリックすると各項目にジャンプします。


【 必要書類 】

🔶残高照会

[必要書類]
▢相続人代表の委任状
▢相続人代表の印鑑証明書
▢被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
▢被相続人の戸籍の附票又は本籍入りの住民票
▢相続人代表の戸籍の附票又は本籍入りの住民票
▢司法書士の職印
▢司法書士の職印証明書
▢司法書士の会員証
▢司法書士の運転免許証又はマイナンバーカード

[備考]
・上記の書類を窓口に持って行けば、基本的にどこの銀行(ゆうちょは除く)でも対応してくれる。
・委任状に所定の様式はない。
・当職は「遺産承継 委任状」で検索してヒットした委任状をアレンジして使用している。
・残高照会をすると銀行が死亡を把握するので口座がストップする。
・JA晴れの国岡山、JA岡山、備前日生信用金庫は口座がある支店でなければ残高照会ができないが、どの支店に行ってもどの支店に口座を持っているかは教えてくれる。
・相続税の申告には死亡日の残高証明書が必要。
・定期預金の場合には、相続税の申告に経過利息(税引き後)が必要。対応に慣れていない職員に当たると、経過利息が必要かを尋ねてくれないので、経過利息が必要だと伝えること。
・死亡後の引き落としや入金は取引明細を発行すると分かる。
・取引明細を発行することで、調査日(銀行に行った日)の残高も分かる。たまに口頭でも教えてくれたりする。
・相続税の申告がある場合には、調査日(銀行に行った日)又は死亡日から過去5年の取引明細を発行して税理士に渡しておく。亡くなる前に引き出した預金は、手元現金として相続税の申告に含めるから。
・取引明細で加入していた生命保険などが分かる。
・法定相続情報一覧図を作っておくととても便利! ほとんどの銀行の窓口の職員が戸籍の見方に不慣れなので、法定相続情報一覧図を作っておかないと対応に手間取ることが多い。

🔶解約手続

[必要書類]
▢残高照会と同じ書類
▢遺産分割協議書
▢遺産分割協議書に押印した相続人の印鑑証明書
▢相続人全員の戸籍の附票又は本籍入りの住民票
▢預金を相続する相続人全員の委任状
▢相続放棄受理通知書又は相続放棄の有無照会

[備考]
・解約時に通帳やキャッシュカードの返却を求められるが、紛失していたとしても、特別な手続きがある訳ではない。


【 ゆうちょ 】

🔶残高照会

・残高照会の必要書類に加えて、①相続確認表、②貯金等照会書を近くの郵便局に持参する。
・①相続確認表、②貯金等照会書はゆうちょのHPでダウンロードできる。
・相続確認表および貯金等照会書に不備があった場合、その場で指摘してくれる。
・どの郵便局でも対応してくれるが、小さい郵便局は対応に慣れていない場合があるため、大きめの郵便局に持参した方がスムーズに対応してもらえる。
・岡山中央郵便局は予約が必要であるが、対応に慣れている。
・2~3週間で口座番号と死亡時の貯金残高証明書と解約手続きに必要な書類が郵送される。
・取引明細が必要な場合には、改めて近くの郵便局に残高照会の必要書類と貯金残高証明書を持参し、窓口で取引明細の請求書に必要事項を記載して提出する。提出後、2~3週間で取引明細が届く。

(相続確認表)

相続確認表1
相続確認表2
相続確認表3

(貯金等照会書)

貯金等照会書1
貯金等照会書2

🔶解約手続

・解約手続時の必要書類、残高証明書発行時に送られてきた解約手続きに必要な書類の一覧表、貯金等相続手続請求書を近くの郵便局に持参する。
・残高照会の手続きをした郵便局でなくても良い。
・遺産分割協議書に署名した日から6カ月以内の印鑑証明書が必要。
・不備が無ければ10日程度で振り込まれる。
・不備があれば、◯◯の不備を訂正するようにと指示書が送られてくる。
・振込先はゆうちょ銀行限定。
・基本は代理人のゆうちょ銀行に振り込むことになる。相続人のゆうちょ銀行にも直接入金できるそうだが、追加で書類が必要になるらしい。

(貯金等相続手続請求書)


【 みずほ銀行 】

🔶残高照会

・残高照会の必要書類を近くの岡山支店に持って行く。
・大手銀行なので言葉遣いが丁寧で対応にも慣れている。
・予約不要だが、予約もできる。
・岡山支店の窓口で残高証明書と取引明細の発行手続きに必要な書類を記載する。
・印鑑証明書は6カ月以内のもの。
・残高証明書の発行手数料は1通880円。
・取引明細の発行手数料は1か月分ごとに330円で結構高い。通帳があれば記帳した方が良い。通帳があれば未記帳合算分は無料で発行してもらえる。
・2週間くらいで残高証明書と取引明細が郵送される。
・残高証明依頼書と取引明細証明依頼書はみずほ銀行HPでダウンロードできる。

(残高証明依頼書)

残高証明依頼書

(取引証明依頼書)

取引明細証明依頼書

【 三菱UFJ銀行 】

🔶残高照会

・残高照会の必要書類を近くの岡山支店に持って行く。
・大手銀行なので言葉遣いが丁寧で対応にも慣れている。
・予約が必ず必要。
・岡山支店の窓口で残高証明書と取引明細の発行手続きに必要な書類を記載する。
・3週間くらいで残高証明書と取引明細が郵送される。


【 備前日生信用金庫 】

🔶残高照会

・残高照会の必要書類を近くの支店に持って行くと、取引支店を教えてくれるので、その支店で残高証明書や取引明細の発行手続きをする。
・請求書の記載方式は支店や担当者で異なり統一されていないので、支店窓口で記載方法を尋ねる方が早い。
・残高証明書等の手数料を受け入れる口座がなく、支店窓口にて手数料を支払う必要があるため、郵送請求には対応していないとのこと。
 ⇒北海道在住など、遠方の相続人も窓口に来て手続きをする必要があるとのこと。
・定期預金の経過利息は定期預金の残高証明書とは別の申請書になるので、「定期預金の経過利息も必要です」と伝える必要がある。
・残高証明書はすぐに発行してくれるが、取引明細は1~2週間掛かる。前述したとおり、支店窓口にて手数料を支払う必要があるため、取引明細を支店まで取りに行く必要がある。
・残高証明書、経過利息証明書の発行手数料は1通1,100円。

(残高証明書発行依頼書)

残高証明書発行依頼書

(預金利息証明発行依頼書)

預金利息証明書発行依頼書

(相続用「取引残高・取引履歴」開示請求書)

相続用「取引残高・取引履歴」開示請求書

【 トマト銀行 】

🔶残高照会

・残高照会の必要書類を近くの支店に持って行く。
・郵送での対応不可。
 ⇒当職が対応した担当者は不可と言っていたが、対応してくれると思われる。
・予約は不要だが、残高証明書の発行に1時間30分くらい掛かる。
・レターパックを渡しておくと、後日郵送してくれる。
・レターパックを渡さないと普通郵便での発送か、都合の良い支店で受け取ることになる。
・なぜかレターパックを受け取ってくれず、上記の方法の受け取りを指定する担当者もいる。
・残高証明書の発行手数料は全部で550円。
・取引明細の発行は1口座1,100円。

(残高証明書発行依頼書)

残高証明書発行依頼書

(預金利息証明書発行依頼書)

預金利息証明書発行依頼書

(異動明細交付依頼書)

異動明細交付依頼書

【 水島信用金庫 】

🔶残高照会

・残高照会の必要書類を近くの支店に持って行くと、口座がある支店を教えてくれる。
・残高証明書の発行や解約手続きは、口座がある支店でしかできない。
・郵送での対応可。


【 玉島信用金庫 】

🔶残高照会

・残高照会の必要書類を近くの支店に持って行くと、口座がある支店を教えてくれる。
・残高証明書の発行や解約手続きは、口座がある支店でしかできない。
・郵送での対応可。


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